食べ物がどの程度汚染されているのかを確認する(2012年7月)

ずいぶん久しぶりに、食べ物の汚染状況を確認してみました。大枠の方針は変更の必要なしと思っており、だからこそ細かく毎月チェックするのをやめているのですが、さて、どうでしょう。

汚染されているもの

以下は「緊急情報|厚生労働省」にて公開されている平成24年6月分の結果から私が気になったものを抜き出したものです。

78 岩手県 タラ H24.6.1 54.8
68 岩手県 クロソイ H24.5.31 400
98 宮城県 ヒラメ H24.5.31 26
17,687 福島県 シロメバル H24.6.26 1700
4,666 岩手県 乾シイタケ H24.6.5 1400
4,366 福島県 ツキノワグマ肉 H24.6.6 420
13,173 福島県 ウナギ H24.6.19 390
8,698 福島県 桑茶のほうじ茶 H24.6.13 340
18,534 宮城県 タケノコ H24.6.28 330
8,825 栃木県 イワナ H24.6.14 150
835 宮城県 牛肉 H24.5.19 65.1
18,455 福島県 豆菓子 H24.6.27 48
13,375 栃木県 ウメ H24.6.21 42
6,419 東京都 アシタバ H24.6.11 26.2
6,088 福島県 ハチミツ H24.6.8 23

個人的感想

確認したところやはり傾向は以前とかわっていない感じでした。これからも長期間確実に汚染され続けるのはやはり太平洋側の海のものですね。福島での漁も再開されたようですが、まだ採ることができない種類も多く、その傾向は今後まだまだ続くものと思われます。

また、シイタケはやはりまだまだダメですね。これも今後もずっと続くものと思われます……。というか、チェルノブイリ事故の影響で3.11以前からやばい数値だったのでそもそも生きてるうちは…という感じではありますが…。

今回確認してかなり変化があったのはやはり牛肉ですね。以前はちらほらと高い汚染度のものがコンスタントに出てしまっていましたが、今回確認した範囲ではかなり汚染度は下がってきているようです。おそらくかなり酪農家のみなさんが苦労して対処してくれているのだと思います。そろそろ和牛に関しても産地によっては食べてもよいように思います。(そもそも和牛自体高いからなかなか食べられないのですが)

麦はどうか

麦が結構汚染されている…という情報をネットで見かけました。たしかにそれはありうるだろうと思うので調べてみます。

14,329 千葉県 千葉市 小麦 H24.6.22 <6.4
14,330 千葉県 成田市 小麦 H24.6.22 <5.5
14,331 千葉県 神崎町 小麦 H24.6.22 <3.3
14,332 千葉県 東庄町 小麦 H24.6.22 <3.5
17,870 茨城県 五霞町 小麦 H24.6.28 <3.8
18,796 埼玉県 熊谷市 小麦 H24.6.27 <3.5
18,797 埼玉県 熊谷市 小麦 H24.6.27 <3.6
18,798 埼玉県 熊谷市 小麦 H24.6.27 <3.2
18,831 千葉県 我孫子市 小麦 H24.6.29 <4.2
18,832 千葉県 我孫子市 小麦 H24.6.29 2.5
18,833 千葉県 我孫子市 小麦 H24.6.29 <4.5
18,838 千葉県 香取市 小麦 H24.6.29 <4.0
19,806 岐阜県 海津市 小麦 H24.6.28 <25

とりあえず、2012年6月のデータでは大した汚染は無いようです。5月も調べてみましたが、1件もヒットしませんでした。小麦の収穫はこれからというところのようです。

ネットで検索すると以下のあたりがヒットします。

小麦の国産と外国産の割合等に関してはこちらの資料が非常に参考になります。
www.maff.go.jp/primaff/meeting/kaisai/pdf/110621.pdf

  • 需要量の86%が外国産小麦の輸入。残りの14%が国内産。
  • 国内産小麦の6割は北海道産。
1年間はかなり検出されてましたが、今年に関しては去年より汚染は落ち着いているようです。基本国産の小麦を使っている場合は北海道が多く、さらに表示もされているようでもありますし、あまり気にしなくて大丈夫そうです。

もっと大きな視点で見るとどうか

ここまでは、検査された中で値が検出されているところを注視しています。事故からかなり期間がたってますので、もう少し大きな視点でも見てみます。こういうのはやはり早野先生のTweetが参考になります。

 

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また、東京都の流通品の検査結果もほとんどのものが不検出になっています。

全体として

全体的には食品汚染は当初のヨウ素がバンバン検出されていたり、きちんと対策されず牛肉等から高濃度のものが検出されていた時期とは全く状況がわかってきており、陸のものに関してはもうあまり気にしなくてもいいものが多くなってきてます。

事故当初が一番危険でその後どんどんほおっておいても安全になってきており、さらに検査の結果かなり食品の汚染は低いことがきちんとわかってきている状況だと思います。

ただし、海のものは引き続き注意が必要。

理解したうえで、気にしている人でもそろそろたまの外食くらいは気にせず食べてもいいでしょうね、という感じになってると思います。我が家も外食は結構するようになってます。シイタケ、(日本近海の太平洋側の)魚、お米は外食でもかなり避けてますけれども。

あとはお米ですね。今年は去年よりも汚染度がほおっておいてもある程度下がってますし、一応基準値も下がってますし、農家のみなさんが低減措置をある程度とってくれていてさらにそれよりも値が下がることを期待します。そうなれば食べ物に関してはシイタケと魚だけ気にしておけばいいくらいになりそうな気がします。

食べ物がどの程度汚染されているのかを確認する(2011年11月中旬)

毎月行っていた食材の汚染度チェックが主夫生活で忙しかった9月、10月には行えませんでした。11月に入って時間が取れるようになってきたので、改めて確認してみます。そろそろ魚以外はホワイトリスト方式ではなく、ブラックリスト方式で大丈夫な程度になっているのでは?と、期待しての調べものです。

が、久しぶりに見てみたら、ボランティアで情報をまとめて公開してくれているサイトがきちんと動いていないようです。食品の放射能検査データは「データベースサーバの契約に伴う問題が発生しており、復旧にしばらく時間がかかります。 [2011/11/8現在]」ですし、全国の食品の放射能調査データはきちんと最新のデータが入っていないように見えます。日付の表示が間違っているだけかもしれませんが…。

これはちょっと困りました。PDFを追うのも大変ですし、毎日情報を仕入れていなかった期間が長いので感覚もわかりません。でも、他に方法がなさそうなので、報道発表資料|厚生労働省から111月分を追ってみます。以下思った事を箇条書きで。

  • 検出限界(定量下限値?)が0.5/KgBqとか1Bq/Kgとか低い値のものが増えてる!良い傾向。
  • 北海道の水産物はちょっと危ないかな?という印象だったけど、NDのものが多い。
  • 牛肉はかなりNDが多くなったけど、まだ10Bq/Kgを超える汚染が出ている。福島でも、岩手でも、山形でも、富山でも、千葉でも、静岡でも、秋田でも。まだまだ食べられない。
  • 相変わらず牛肉ばっかり計りすぎ!無駄だろ!他の物計ってよー。
  • 茨城あたりの水産物はむしろ私基準で食べられる物の方が少ない。
  • 相変わらずきのこは全然だめ。埼玉県のものもだめ。東日本のきのこが食べられるようになるまでにはいったい何年、何十年かかるのやら…。(そもそも事故前からだめだったという話もあるんだけど。)
  • くりも出てる。食べない方が良い。
  • 福島の汚染がひどいあたりの野菜でも、ほとんどのものはNDになってる。
  • リンゴ、ナシ、キウイフルーツ、銀杏、柿、桃、はちみつ、ゆずあたりは移行係数が高い。汚染されている地域のものは食べられない。
  • 豆はまだ出てる、福島、栃木はアウト。豆は産地が明示されているものを選びたい。
  • 柿は埼玉で5Bq/Kg程度。

と、5日分くらい見て力つきました。やっぱりPDFを直接確認するのは骨が折れますね。DBにまとめてくれる人の存在のありがたさを改めて感じました。というかはじめからせめてExcelファイルで公開してくれればいいのに…。

あたらしく気にしなくちゃいけないのは果物系が結構移行係数が高いというあたりと、埼玉のキノコは避けた方が良いというあたりでしょうか。我が家で購入する際のポリシーを更新しようとおもったけど、サイトが動いていないと厳しいので延期。残念。

食べ物がどの程度汚染されているのかを確認する(2011年8月)

先月(食べ物がどの程度汚染させているのかを確認する(2011年7月) – 東葛ホットスポットで放射能と戦う父親のブログ)に引き続き、8月の汚染状況を確認します。

…というか、先月参照したような、Excelで大量のデータがまとまっていて自分でグラフを作れるようなデータがみつかりませんでした。PDFのデータは毎日少しづつ出てるんですけどね・・・。

自治体の検査結果

北海道、岩手、宮城、山形、群馬、千葉、東京、神奈川、新潟、富山、長野、大阪、広島の結果が載ってます。かなりNDが多いです。個人的な感想を書いておきます。

  • 福島の牛肉等は全国に流通していて、放射能がまだまだ高いレベルで検出されている。
  • 岩手のシイタケは大丈夫っぽい。
  • 野菜の類はかなり値が落ちてる。宮城あたりも野菜は問題無いレベルになってきた感じ。
  • 宮城のきのこはまだダメ。
  • 宮城の原乳は5Bq/Kg以下、群馬の生乳は1Bq/Kg以下程度なので、仕方なく飲む分や牛乳の加工品などはそこまで気にしなくても大丈夫そう。
  • 福島、宮城あたりの水産物はもう、全然ダメ・・・。
  • 牛肉もかなり値が下がった。宮城、山形もほとんどNDになってきた。だけど、宮城県栗原市で200Bq/Kgも出ているなど若干値が出てる。農家によって大きな差がでている模様。まだ安心して食べられない。
  • 相変わらずお茶の値は高い。薄まるとはいえ、飲みたくない。
  • 米は全体としては思ったよりも大丈夫そう。ただし、一部汚染が確認されているので、外食には気をつける必要がある。

 

水産物

NDのものもありますが、あれもこれも汚染されていて、私としては引き続き食べられないレベルで汚染されていると言わざるを得ない状況です。魚の汚染のピークは半年~1年に来るらしいので、これからも長期間ダメだろうと思われます。

 

神奈川

神奈川で水揚げされた水産物にも汚染が確認されています。食べていいレベルとするかどうかは判断が分かれるところですね。他の選択肢があるなら選びたくない感じです。

全体

一次ソースがとてもみずらいので、転記ミス等はあるかもしれませんが、上記サイトを参考にさせてもらうと楽ですね。

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野菜類はやはり移行係数の高いものが汚染されている様子がよくわかります。きのこに注意!モモ、リンゴ、ブドウなどの果物も結構汚染されていますね・・・。

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魚介類はまんべんなく汚染されている感じです。うーん。

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そして、やはり牛肉の汚染が目立ちます。お茶もですね。

 

先月もう少し様子見…ということにしていた豚肉は8月の検査では1件福島県二本松市で13.4Bq/Kg出た以外は45件で全部不検出でした。まだ若干の不安はありますが、そろそろ安心して食べてよさそうです。

鶏肉も、鶏の卵も全て非検出。よしよし。

 

かなり汚染されているものが限定されてきました。現状汚染が深刻なのはきのこ、牛肉とやはり海ですねー。早く解消されますように。

ストロンチウム

そして、ついにストロンチウムが検出されました。(とうか、やっとまともに検査してくれました)

セシウム34に対して、ストロンチウム90が0.03という検査結果になっています。ストロンチウムはセシウム比べて危険性は10倍~100倍はある、といわれていますが、この比率であればちょっと一安心…と私は思いました。

 

まだまだ心配ごとはたくさんありますが、この様子なら継続的に戦っていける!と思いました。

2件のコメント

食べ物がどの程度汚染させているのかを確認する(2011年7月)

食べ物による内部被曝に一番気を付けなくちゃいけない…のですが、いつでも海外や関西方面の食材が手に入るわけでもなく「これは…大丈夫なんだろうか?」と判断に迷う時が多々あります。そんな時のために自分の中のOKゾーンとNGゾーンをきちんと持っておくことが必要だと思います。ですが、そのゾーンも時間と共に変化していくはずです。季節によって旬のものは変わり、それぞれの移行係数もことなるので、同じ県のなかでも、食材によっては全然OKなものから全くNGなものまで混在することもあるでしょう。さらにはどうしても避けられない外食の時にリスクの低いものを注文する…などのスキルも今後必要になっていくでしょう。

とりあえず、2011年7月の検出状況をまとめてみてみます。データはwww.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001cet8-att/2r9852000001cexa.pdf から取得しています。

以下注意点です。

  • 件の中の市区町村単位はスーパーなどでは表示されていないので、県単位でデータを見ていきます。
  • ヨウ素はほぼすべて未検出でセシウム134とセシウム137の比率はおおよそ1対1なので、セシウム137だけを対象にしています。

福島県

まず、間違いなく一番汚染されているであろう福島県。

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穀類はこのようになっています。比較的高い値が検出されているのは小麦。六条大麦は44程度。やはり高いですね。個人的には避けます。

ただ、意外だったのはソバ(夏ソバ)、サンプルが10個でいずれも全てND。ソバは何処のものでも安心して食べていいことに私はしました。(これだけでも結構うれしい。調べてよかった。)

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続いて肉です。うーん。これはやっぱり、NDも多いものの、高い値が多いですね。

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豚肉は5月あたりで結構検出されたものの、その後値が低くなってますね。このまま行けば安心して食べられるようになるかもしれません。もう少し様子を見たいと思います。

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鶏肉だけ抽出してみると、かなり低いですね。不検出が何ヶ月も続いており、これなら大丈夫そうです。外食で食べるなら鶏肉が良さそうです!

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卵もずっと不検出が続いており。これなら大丈夫だと思います。鳥は結構いい感じですね。私の大好きな親子丼は安心できるきがする。

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牛乳もずっと不検出が続いています。

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野菜はちょっと値のスケールが違いすぎますね。5月1日以降を切り出したのが以下です。

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うーん。まだまだたくさん検出されていますね。種類が多いということもありますが、やはり野菜はちょっと敬遠したほうが良さそうです。最近は不検出のものもありますが…。

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水産物もかなり色々検出されています。敬遠せざるを得ないですね。そして、海産物は漁場ではなく水揚げしたところが産地になってしまうので太平洋側は基本的に避ける事になります・・・。

というわけで一番値が高いであろう福島のこの状況を見ると、個人的には以下のような感じです。

  • ソバはだいじょうぶそう
  • 牛乳、鳥はそんなに心配しなくてよさそう
  • 豚も大丈夫そうだけど、もうちょっと待ってから
  • 上記は外食でもおそらくリスクはかなり低いと思うのでこれから食べる
  • 上記以外はやはり危なそうな地域は避ける

おもったよりも値が出ていないものがあってちょっと意外でした。

ボーダーラインあたりを調べる

新潟。新潟は大丈夫だと思ってます。値を見ると、牛肉で値が出ている以外は微量。1点だけ、真鯛でCs-134が21検出されているのが非常に気持ち悪い。日本海側の海産物の調査が急務だと思う。

その他…は調べようと思ったけど、サンプル数が少なすぎてなんともいえないものばかりでした。この状況だと、「福島ですら大丈夫だから全部大丈夫」ということ以外はなかなか言えず、大きく避けておくしかない感じですね。困ったもんです。民間の独立した計測所が多数出てきて欲しいものです。