皆さんこんにちは。そろそろ夏の暑さも弱まりつつあり、秋が近づいてきました。さて、秋といえば収穫の秋で色々と放射能汚染が心配なわけですが、秋刀魚について家庭で話題がでたので、ちょっと調べてみます。
回遊魚の回遊ルート
まず、回遊魚の回遊ルートについて調べてみました。Google画像検索したら結構沢山出てきました。せっかくなので秋刀魚以外のお魚たちの回遊ルートも載せておきます。
サンマ
カツオ
サケ
マグロ
スルメイカ
うなぎ
トラフグ
サワラ
ブリ
この年になるまで回遊ルートなんて全然気にしていなかったのですが、魚たちは随分ダイナミックに動き回っているのですね。自然って凄いですね。ルートを見るとどの時期のどの魚が安心か、注意すべきか、傾向が見えてきますね。
汚染海域
さて、では今回の事故で汚染されてしまっている海域はどの程度なのでしょうか?
www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/08/02/1305671_080218.pdf
上記「宮城県・福島県・茨城県沖における海域モニタリング結果」では既に全ての調査ポイントで不検出になっています。海水自体は大丈夫のようです。
www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/07/23/1305744_072314.pdf
「宮城県・福島県・茨城県沖における海域モニタリング(海底土)結果<第五報>」では、海底の土が汚染されていることがわかります。放射性物質は海の底に溜まっているようです。
実際にどこまでが汚染されているのかというのはきちんとはわからないのが現状のようです。わかっているのは確かに海産物から放射性物質が検出されており、生態系の中で放射性物質が循環してしまっていることです。
中国によると、「福島県沖東800キロ以内の25.2万平方キロの海域」が汚染されているそうです。
サンマの状況
サンマに関しては調査が数サンプルなされています。
7月5日の調査ではセシウムが12.02Bq/Kg検出されています。
採取地は「北西太平洋(N41°10、E144°44)」。おおよそ以下の場所になるようです。
他の調査結果でも、検出されているものもあれば、されていないものもあり・・・。
中々判断が難しいところです。
漁業の状況
サンマ漁業の状況に関しては以下のような記事がありました。
まず、半径100キロでは自粛とするようです。
今年のサンマについての個人的見解
ここまで色々と見てきましたが、7月あたりの調査で若干検出され、8月の調査では不検出になっているということと、サンマの回遊ルートと時期を見た感じでは、北海道で取れる初ものはギリギリ食べてもいいかな?という気がします。南下してきたサンマの汚染状況に関しては、これはもう蓋を開けてみないとわからないですが、他の魚たちの汚染状況を見る限り、厳しいのではないかと…。
放射能汚染は気になるけどサンマ大好きで、是非食べたい!という方は、北海道でとれた初ものを今のうちに食べておくのがいい気がします。
あとは、きちんと検査が行われることを願います。バンバン検査して、どれもこれも検出限界以下で、検出限界も一桁台でやってくれるならぜひ食べたいですけどね。実際に検査をするのは難しいということなので・・・。
今年の幼稚園のサンマを焼いて食べる会はどうなっちゃうかな・・・。今からちょっと心配です。