放射能測定器レンタルスペース「ベクミル」に行ってきました

前回(今年の新米は安心して食べられるだろうか?)新米の計測を考えていると書きましたが、先日ベクミルに息子(2歳)を連れて計測してきましたので簡単にレポートしておきたいと思います。

予約

予約は予約のページから実施しました。

かなり前から毎日ちょこちょこ覗いていたのですが、1営業日先の分しか予約できず、ずっと予約がいっぱいの状況でした。たまたま3,4コマだけ開いてたので1コマ(1検体分)だけ予約しました。現在は3営業日先まで予約できるようになったので、予約はかなり取りやすくなったようです。

予約をすると、自分の予約状況がマイページから確認できるのですが、実際に予約を実施したPC、ブラウザにCookieでその情報が残されているようで、同じPCの同じブラウザからは自動的に状況が確認できます。別のPCやスマートフォンから予約状況を確認変更するには会員番号と電話番号が必要になります。

この時、私は自分の会員番号をメモしてあったのですが、ログインすることができませんでした。後でわかったことは、会員番号の先頭に私のメモにはZがついていたのですが、本来の会員番号にはZはつきませんでした。私の見間違いかもしれませんが、少々気をつけたほうがいいかもしれません。

準備

予約後には、検体を測定できる状態に準備します。以下のページに準備の方法が書いてありますのでそのとおりに用意すれば大丈夫です。

私はLB2045を予約し、お米を計測しましたので、普通のスーパー等で手に入るビニールの袋に計量カップで350ccを測ってお米をそのまま入れて、うえのほうを輪ゴムで止めておきました。

実際の計測ではこの入れ方で本当にぴったりと収まる感じでした。若干ビニールの上の方がじゃまになる程度。

このあたりの検体の準備はきちんとしておけば当日スムーズなのですが、実際にはサイトの説明をよく読まず、大量に検体を持ち込みその場でなんとかしているケースも多いようでした。でも、やっぱりきちんと準備していきたいところです。

アクセス

実際に予約した時間の15分前程度にベクミルに到着するようにします。15分前に…というのは「サービス概要」の「サービスの流れ」のところに書いてあります。「ご利用案内」の方が色々詳しく書いてあるのですが、そちらには15分前に…ということは書いておらず、ちょっと戸惑いました。

ただ実際には私は20分ちょっと前に着いたのですが、会員証などの発行後、機器が空いていたので予約時間よりも早く計測を開始させてもらいました。他の方も空いてるからもう1検体増やす…というようなことをしていたようで、結構このあたりはフレキシブルにやってくれるようです。時間に余裕があればちょっと早めに行くのがよさそうです。

私は今回は、渋滞したり、駐車場(近所のコインパーキング)が開いていなかったらいやなので電車を利用しましたが見た感じ最寄りのコインパーキングには比較的空きがありました。平日昼間の話なので、休日だとわかりませんけれども・・・。

場所は看板があるのですぐにわかりました。外からはまったく中は見えないのですが、中は白を基調とした清潔感ある所で決して広くはないものの、良い感じでした。スタッフのかたは3名いらっしゃいました。

計測

会員登録をし、注意事項等の説明があった後で、検体をマンネリ容器に詰めたり、その後計測をしたりします。このあたりは全部スタッフの方が教えてくれるのでそのとおりにやるだけです。スタッフのかたにやり方を聞いて自分でやる・・・というよりは、一つ一つ教えてもらって、都度操作する感じです。どのボタンを押すのかまで教えてくれるので、とくに操作方法の心配はしなくて大丈夫です。(逆に自分で色々設定を見てみたい…というようなことは難しそうに思いました。)

どういう設定になっているのか、どういう計測モードなのか等の説明は特にありませんでした。計測が開始されると別途タイマーもセットされ、時間までは単純に待つことになります。LB2045の場合、計測結果はリアルタイムで液晶に表示されるので、見ていて結構楽しめました。が、やはり何か時間つぶしの道具は持っていったほうがいいように思います。

私の場合は2歳の息子を連れていっていたので、その面倒を見てました。子供用にも小さいながらもスペースがあり、ブロックで遊んだり、ちょっとしたパズルをしたりできます。

椅子とテーブルも複数あるので、座って検出限界以下(10Bq/Kg以下)の飲み物を自販機で買って飲んだりできます。Xbox360もおいてあったのでゲームでも遊ぼうと思えば遊べるっぽかったです。(その時にはだれもやっていませんでしたが。)

結果が出たら、結果の画面をデジカメ等で撮影できます。おそらく途中経過も撮影していいと思います。

オプションサービス2: 測定結果写真の印刷 1枚 200円(ポイントはご利用頂けません。)

と、サイトに書いてあったので、お金を払わないと結果の記録はできないのかと思っていたのですが、その場ですぐに写真印刷までしてくれるサービスが有料であるだけでした。

結果

私が計測したのはお義父さんが作ってくれているお米。以下の結果が出ました。

計測終了。不検出でした。わかってたけどよかった!!安心!!

予想通り、検出限界(10Bq/Kg)以下という結果になりました。スペクトル的にもほぼγ線は検出されておらず良い感じです。

結果の見方については以下の記事が非常に参考になります。

自分自身での計測状況や各種公開されている情報から考えて検出限界であることはほぼ間違い無いとはおもっていたものの、やはりこうやって自分の手で計測して、自分の目で結果を確認すると非常に安心することができました。計測して本当に良かったです。

感想

自分が食べる食材の放射能検査はやる必要があり、最悪、自分で計測機器を購入するくらいのつもりでした。それが、このようなレンタルスペースで、安価に計測できるようになり非常に助かりました。本当にありがたいです。

自分で購入、メンテナンスすることを思えば、1検体3980円というのは非常に安価だと思います。

ただ、一方で、ポイントとなる食材だけ自分でいくつか計測できればいいので、ベクミルさんのお世話に何度かなってしまえばそれで事足りてしまいます。逆にベクミルさんがどれだけ事業として継続性をもってやっていってもらえるだろうか、というのが心配になってしまいました。是非5年、10年利益をあげつつ継続してもらいたいところです。場合によってはお手伝いもしたいな…なんてことを思いました。

べくミルさん、是非引き続き頑張ってもらいたいと思います。

3件のコメント

今年の新米は安心して食べられるだろうか?

現在育児休暇を取得中で、つかの間の主夫生活をしております。今まで通勤電車の中などで情報収集ができていたのですが、最近は全くそのような時間も取れず。今までの知識で食材選びなどをしておりましたが、そろそろ新米を避けるわけには行かなくなってきたので、新米について簡単に調べてみます。ちなみに我が家では嫁さんのお父さんが新潟県南魚沼市で兼業農家としてお米を作っており、いつもそのお米を分けてもらっています。非常にありがたい事なのですが、主食で食べる量も多いため、放射性物質がどの程度含まれているのかは非常に気になるところです。

汚染地域

食品の安全を考えるときには、汚染されている地域とその程度を大まかに把握しておく必要があります。基本的に空間線量、土壌汚染、食品汚染は連動しているはずだからです。全体の大まかな把握には航空機モニタリングの結果が役立ちます。結構測定範囲が広がってきています。

image

行政の測定結果

まずは行政の結果を調べます。以下のページに結果がまとまっています。

米の検査結果に関しては、以下のExcelが一覧で見られて便利です。

セシウム137でフィルタをかけると、2441レコード中66件で検出されています。都道府県は以下のとおり。

  • 福島県
  • 岩手県
  • 茨城県
  • 群馬県
  • 千葉県

福島以外は数が少ないです。

image

機関によって検出限界、定量下限値は異なりますし、米と玄米では数値の意味が全く意味が異なるのですが目安にはなります。千葉県市川市が玄米でなく米で、この値は線量や回りのデータと比べてやけに高いです。こういうこともあるのだということを認識しておく必要がありますね。

福島県の値はCs-137が7.6~57となっており、Cs-134も同量程度入っていることを考えると…やはり食べられない値が出てしまっていると個人的に思います。もちろん、空間線量の低い西のほう…たとえば会津若松市などは全てNDになっています。

ですが、これらの計測結果のNDはCs-134, Cs-137それぞれで20Bq/kg以下が全てNDになっているところが多いようです。そう考えるとNDでも40Bq/kgを若干下回る程度の値が出ている可能性があります。

そして、暫定基準値は500Bq/kgというアホみたいに高い値なので、これらの米は全て市場に出回るということになります。個人的には食品の許容できる汚染レベルはCs-134, Cs-137がそれぞれ10Bq/kg以下と決めているので、お米の産地を公開していない所での外食はもうできない感じです。

さて、私が一番気になる新潟県は・・・というと

という結果でした。

image

汚染範囲の広い魚沼市の、さらに玄米でも10Bq/kg以下という結果なので、基本的に大丈夫だろうという判断ができそうです。ただ、計測点が少なく、千葉県市川市のように低い汚染度の場所でも結構な量の汚染が出ている例もあるので、「安心するために個別に計測してみる」ということをできればしたいところです。

二本松市の米から500Bq/kg計測された件

福島県、二本松市の米から500Bq/kgという値が計測されたという情報があります。前述の県の調査結果には含まれていないので別系統の調査結果なのだと思いますが、このあたり、忙しくてネットを見られていなかったので状況がよく飲み込めていません。

調べてみたところ、以下のブログの記事がよくまとまっていました。

空間線量も1μSv/hを超えるようなかなり高い汚染地帯で、さらに特異的に高い値が、特定の状況下で出た、ということのようです。

低線量地域でも同じような「特異な状況」があれば回りに比べて突出した値が出てしまう可能性はあることになりますので、やはり「自分がたべるお米、子供に食べさせるお米」の値は念のため、安心のために計測しておきたいところですね。

自分で測れる所、測ってくれる所

自分で食品の汚染度を計測可能、あるいは、依頼すれば計測してくれる所について。

個人的に一番利用したいのは「ベクミル」。

おとなりの柏市ですし、比較的料金も安いので、LB2045の20分測定で、Cs-134, Cs-137の合計で10Bq/kg以下と出てくれれば安心して食べられるようになります。ただ、現在非常に込み合っているようでなかなか予約ができなさそうです。予約ができても子供を連れて行って測るのは結構時間的に大変そう・・・。でも、挑戦してみようかな、という感じです。

他の検査機関についても情報を調べたいところですが、ちょっと調べる時間が取れません。どなたか個人計測を簡単に依頼できるところをご存知でしたら教えてもらえると有りがたいです。

過去の数値

ちなみに、お米の過去の汚染度合いは以下のようになっています。

image

上記データは天地米店の店主様よりメールで教えて頂きました。ありがとうございました。

過去の大気圏中核実験時代には4Bq/kgは出ていた時期があったのだからある程度大丈夫と見るか、事故前は1Bq/kg以下だったのだから今はとんでもないと見るか。見解は分かれるところだろうと思います。